継続は力なり。
これからも納得のいくみかんを作りたいと思います。
※「憲法記念日知事表彰」は、大阪府が、5月3日の憲法記念日に合わせ、府政の振興に顕著な功績のあった個人若しくは団体又は、篤行が特にすぐれ、府民の模範となる個人を善行者、産業功労者、公共関係功労者として知事が表彰します。
大阪府サイト:https://www.pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=44392
2022年9月号10ページ
<以下 文章抜粋>
長年の功績が認められる!
5月3日、大阪府が行なう「憲法記念日知事表彰」で、長年にわたり農業に貢献したとして、式森彦人さん(和泉市)が産業功労賞を受賞されました。
式森さんは温州ミカンの「大津4号」を主力に約3ヘクタール栽培。
味や品質にこだわりを持ち、「努力が認められてうれしい。横山地区のミカンは糖度・酸味・コクがあり一番おいしいと思う」と話されました。
祖父が始め、父が大きくして自分と約120~130年3代にわたってみかん栽培しています。
私自身就農して40数年、自ら経営に携わるようになり30年以上が経ちました。栽培と販売つまり生産者と経営者は表裏一体であるとし、プレーイングマネジャーを自認しています。出荷先を自分で探し飛び込み営業も。営業活動で、より消費者に近い生産者になれると感じています。
10月から翌年5月までの出荷体制をとっており、数種類の試験栽培を行い、その時期に応じた最適の品種を選定しています。
自身の商品が、どのように評価されているか気になるし、評価されることによりプレッシャーも感じることもあります。最近は近くに、直売所が増え、商品の反応がダイレクトに返ってくるのがおもしろいですね。
納得のゆく商品を、毎年同じように提供することは、難しいことです。
どのような年でも、プライドを持ったプロとしての仕事の商品であれば、消費者の方は折り合いをつけてくれると信じています。
ちなみに、みかんは花が咲いて収穫までスパンの長い作物です。
農園の名を考えるあたり、ひとつのみかんができるまで、農作業を含めて、「四季」折々の水であり、光であり、温度とたくさんの自然の恵みをもらっており、一年中「盛る」という意味を含めて「式森」という名字をもじって『四季盛農園』にしました。
平成 5年:農林水産大臣賞
平成 7年:大阪府知事賞
平成 18年:和泉市長賞
平成 23年:なにわ農業賞
平成 27年:和泉市長賞
平成 30年:大阪府「農の匠」 ※大阪府「農の匠」について
令和4年6月3日 大阪府より「憲法記念日知事表彰」受賞
和泉市のみかん栽培を支援していただける人を養成する「和泉農業担い手塾」で講師を担当。
※和泉市は大阪府内でも最大規模の生産量を誇るみかん産地ですが、一方で農業者の高齢化、後継者の減少、販売価格の低迷等により、栽培放棄園が増加し、そのため、
「和泉農業担い手塾」では、参加者にみかん栽培の基礎知識・技術を学んでいただき、産地維持のための新たな担い手となる方や援農ボランティアとして活躍いただける方を広く募集しています。
和泉市関連ページ:http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/download/1330565763796.html
新規就農した準農家に、実践的な栽培技術の指導及び円滑な就農に向けた支援をしています。